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北陸地方の富山県、石川県屋根リフォーム「瓦」について

投稿日:2021年11月17日 (水)
投稿者:余川 友昭

こんにちは、オリバーリフォーム金沢の余川です。 
 
屋根リフォームの第2回目は「瓦」です。 
皆様のお家の屋根はなんでしょうか? 
今回は、「瓦」のリフォームについてお話しします。 
瓦屋根のお家の方、新築で瓦を検討されている方、 
参考にしてください。

屋根瓦には陶器瓦の他に 
石瓦・セメント瓦・金属製瓦 
樹脂混入繊維補強軽量セメント瓦 
などがあります。 
 
今回は北陸地方(雪国)に多い 
陶器瓦についてお話しいたします。

陶器瓦の特徴(長所)

1.高耐久

他の屋根材のように塗料による着色でないため、 
再塗装の必要がなく長期にわたって 
美しさを保ちます。 
 
瓦は粘土瓦に釉薬を色付けして 
800~1200℃の高温で焼き上げていますので、 
ガラスコーティングのような仕上がりになっています。 
寿命は50年ほどと言われています。

2.断熱性

瓦と屋根面の間に空気層があり、 
また瓦自体も熱を伝えにくい性質を持っているため、瓦屋根は夏の熱気、冬の冷気も屋内に伝えにくく、 
1年中快適に過ごせます。 
 
現在は、屋根下地にルーフィングを張り 
瓦桟を打ち、釘止め(全数)を行う施工が 
主流です。 
この瓦の形状とルーフィングの間に 
空気層が出来る様になっています。

3.デザイン性

屋根は住宅の外観の大きなポイントです。 
瓦は焼き物ならではの風合いや材質感が暖かみや 
高級感を醸し出し、様々な瓦形状や色合いが家の 
アクセントになり住宅の個性を演出します。 
 
陶器瓦は一般的に身近にある茶碗と同じです。 
質感は他の屋根材を寄せ付けないほどの 
仕上がり具合です。 

「陶器瓦」でリフォームするのが多い場所

棟瓦

棟瓦のリフォームが一番多いですね 
棟瓦劣化の原因は 
①風害 
強風、台風などの強い風により 
棟瓦自体もしくは冠瓦のズレが起こる。 
②雪害 
大雪などにより、積雪時の荷重もしくは 
雪解け時の荷重移動により 
棟瓦自体もしくは冠瓦のズレが起こる。 
③地震 
大きな揺れで 
棟瓦自体もしくは冠瓦のズレが起こる。 
(北陸地方ではあまりありませんが 
近年は地震回数も多くなり今後懸念されます) 
以上が考えられます。 
 
①②の原因が多いですが、 
この原因の場合は 
「火災保険」にて保証してもらえる場合が 
ありますので、ご相談ください。 
 
近年は瓦工事も乾式工法や金具留め工法が 
ありますので改善されてきています。

鬼瓦

鬼瓦は棟瓦と違い単体で固定されていません。 
殆どが棟瓦との連結及び漆喰にて固定されています。 
鬼瓦の劣化(外れ、傾き)の原因は 
棟瓦と同じ症状です。 
 
近年は瓦工事も乾式工法や金具留め工法が 
ありますので改善されてきています。

割れ瓦

瓦は焼き物で、強度・耐久性があり、雨や紫外線による劣化はありません。 
そのため、自然に割れることはありません。 
瓦が割れる原因は 
①凍害による割れ 
50年以上前の瓦には焼きムラが出ていましたので 
製品が均一ではなく焼き温度が低い個所が冬の 
寒さで割れて(欠け)きます。 
②塩害による割れ 
海に近い地域で海水の塩分が風に煽られて 
瓦の重なり部に溜まり瓦を傷めます。 
(割れ、欠け) 
③雪害による割れ 
豪雪地方で良く起こります。 
大雪の荷重による割れと雪降し時に割れる。 
スコップで割る、歩いて割るです。 
④風害による割れ 
風により何か飛来して瓦に当たり割れる。 
基本的に瓦の被害は、自然災害による場合が 
多いので、自費で直すよりも一度 
屋根診断を受けてみましょう。 
火災保険が適用される場合があります。 
 

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