下塗り材について
外壁塗装工事は「高圧洗浄→養生→下地調整→下塗り→中塗り→上塗り」の順番で行われます。このように仕上げ塗料を塗る前に行われ、外壁と塗料を密着させる接着剤のような役割を持つのが下塗りの工程で使用する「下塗り材」です。上塗りをすると見えなくなってしまうのですが、塗装をする上で基本的に必要なものです。外壁材の種類やその状態、上塗り材との相性によって使い分けが必要なこともあり、外装リフォームを成功するために欠かせない「下塗り材」についてお話させていただきます。
シーラー系
基本的にシーラー系塗料は、現状の外壁素材と上塗り塗料との密着力を向上させ、上塗り塗料が形成する塗膜を剥がれにくくする役割を果たします。そして、現状の外壁への塗料の吸込みを均一にして仕上がりのムラを防止する機能も備えています。また、塗装面のアルカリを抑える効果もあり、外装リフォーム前の外壁にヒビや目立った汚れが無い場には、シーラー系の塗料を使用して下塗り作業を行います。
こんな時は、シーラー系下塗り材を!
一般的にモルタルの外壁や窯業系サイディングボードを使用した外壁は、7年~10年に一度を目安に塗り替えをするのが望ましいとされています。当社でも「築10 年という節目で外壁塗装をご検討している。」というご相談を数多くお受けします。目立った汚れも無く、ヒビや欠損も無い場合には、当社ではシーラー系の下塗塗料を使用して施工します。ちなみに、シーラー系塗料であれば「既存外壁のテクスチャーを残したい!」というご要望にもお応えすることが可能です。
フィーラー系
フィーラー系塗料は主に現状の外壁の表面を調整するために使われます。塗装前の外壁にヒビや段差・巣穴がある場合はその症状を埋め下地を平滑にし、仕上げに適した状態をつくります。ですからクラック等による傷みが発生している場合には、フィーラー系の下塗り塗料を使用して上塗り塗料との密着性を向上させ、それと同時に現状の外壁の下地補修を行います。
こんな時は、フィーラー系下塗り材を!
現状の外壁にヒビやクラックが発生しているケースにおいては、当社ではフィーラー系塗料を使用します。多少のヒビやクラックは粘度の高いフィーラー系下塗り塗料を用いて隙間を埋めるように塗り込み、下地のダメージをカバーします。ちなみに既存外壁にダメージがある場合だけでなく、外壁のテクスチャーを変える場合にも粘度の高いフィーラー系塗料が活躍します。
プライマー
シーラーとプライマーの違いについては曖昧な表現をされることが多く、その違いについて区別することは難しいのですが、実際には大きな違いはありません。あえて言うならプライマー系塗料は「鉄やアルミ面などの金属素材を塗装する際に使用するもの」と思っていただければ結構です。基本的にはシーラーと同じ役割で、金属製の素材と中塗り、上塗り塗料との密着性を高めるために使用されます。。
こんな時は、プライマー系下塗り材を!
既存の外壁・屋根素材がトタンや鋼板などの金属素材の場合は、当社ではプライマー系塗料を使用しています!当社の使用するプライマー系塗料は、密着性向上と共に錆び止め効果を発揮する成分も含まれています。
さらに詳しく
前述にもあるように塗料の液型タイプには2種類あります。1 液タイプは、1 種類の溶剤を塗料としてそのまま使用します。ですから、蒸発するまでの時間が早く、乾燥することで塗膜が形成されます。また、1 液タイプはきちんと保管することにより次回の作業にも使用することが可能です。
一方、2 液タイプは塗装前に主剤と硬化剤の2 種類の溶剤を混ぜ合わせてから塗料として使用します。2 液タイプは硬化剤という塗料を硬める成分を使用しているので、次回の作業に前回の塗料を使用することができません。そう聞くとなんだか扱いが難しそうな2液タイプですが、主剤と硬化剤を混ぜ合わせることにより起こる化学反応により、分子の結合が密になるため塗膜と現状の外壁下地との密着性が向上し、耐久性の高い塗膜が形成されるという利点があります。
私たちオリバーのリフォームアドバイザーなら、的確にお客様のご自宅の外壁を診断をさせていただきます。そして症状に適した下塗り塗料を使用する「外壁塗装プラン」をご提案させていただきます!
お急ぎの方は
お電話の方が
スムーズです!
定休日火曜・水曜
ご相談・お見積もり無料! お気軽にどうぞ
050-7302-2126