屋上防水の種類とその特徴について
塗装研究レポート【屋根編】 第6回のテーマは、「屋上防水の種類とその特徴」についてです。
ビルや商業施設だけでなく、木造の一般住宅にも多く見られるようになった陸屋根。
陸屋根とは、屋根の形状の一つで、傾斜の無い平面状の屋根のこと。平屋根(ひらやね)ともいいます。最近では一般住宅でも施工数が徐々に増加しており、豪雪地方では落雪事故防止のために鉄筋コンクリート構造での陸屋根を採用する住宅が増えています。
水平な屋根ですので、風の影響が少なく一見雨漏りの危険は少ないように思われますが、屋根に傾斜がないことでのリスクも当然あります。
そこで今回は、陸屋根メンテナンスに必須の「屋上防水」の種類と工法について解説いたしましょう。
ビルや商業施設だけでなく、木造の一般住宅にも多く見られるようになった陸屋根。
陸屋根とは、屋根の形状の一つで、傾斜の無い平面状の屋根のこと。平屋根(ひらやね)ともいいます。最近では一般住宅でも施工数が徐々に増加しており、豪雪地方では落雪事故防止のために鉄筋コンクリート構造での陸屋根を採用する住宅が増えています。
水平な屋根ですので、風の影響が少なく一見雨漏りの危険は少ないように思われますが、屋根に傾斜がないことでのリスクも当然あります。
そこで今回は、陸屋根メンテナンスに必須の「屋上防水」の種類と工法について解説いたしましょう。
防水工事の種類
「屋上防水」の工法にはたくさんの種類があり、改修の際には新築時に施工された工法に合うものを選択する必要があります。
まずは大きく分けて防水工事は次の3種類に分類されます。
まずは大きく分けて防水工事は次の3種類に分類されます。
1.アスファルト防水(改質アスファルト防水)
不織布にアスファルトを含ませコーティングした防水シートを貼り重ねて形成する工法です。主に新築時に適用されます。ただし、屋上を歩行したい場合は、保護モルタル(防水層の上に塗るモルタル)を施す必要があります。屋根の重量が増すので木造住宅には不向きとされています。
〔対応年数〕(コンクリートで押さえている場合)17 – 20年
〔対応年数〕(押さえが無く防水層が露出している場合)13 – 15年
〔対応年数〕(コンクリートで押さえている場合)17 – 20年
〔対応年数〕(押さえが無く防水層が露出している場合)13 – 15年
2.シート防水
防水シートを接着剤などで下地に貼り付ける防水工法で、主に「ゴムシート防水」と「塩ビシート防水」の2種類に分けられます。アスファルト防水ほどの厚みはありませんが、対応年数は13〜15年とアスファルト防水の露出仕上げとほぼ同等の耐久年数となります。
〔対応年数〕13 – 15年
〔対応年数〕13 – 15年
3.塗膜防水
下地を塗膜で被覆する工法で、主にウレタン防水とFRP(繊維強化プラスチック)防水の概ね2種類に分けられます。
「ウレタン防水」は、下地の形状に馴染みやすく、階段やバルコニー、ベランダ等場所を問わずに多く使われています。継ぎ目のない防水層が形成できることで、雨水が侵入する心配もなく次回も塗り重ねることができる等のメリットがあります。
「FRP(繊維強化プラスチック)防水」は、施工面積の広いケースには向いておらず、施工面積の狭いベランダ部分に用いられる防水工法です。既存の防水層の撤去が不要なため、工事金額が比較的安価になります。
〔対応年数〕10 – 13年
「ウレタン防水」は、下地の形状に馴染みやすく、階段やバルコニー、ベランダ等場所を問わずに多く使われています。継ぎ目のない防水層が形成できることで、雨水が侵入する心配もなく次回も塗り重ねることができる等のメリットがあります。
「FRP(繊維強化プラスチック)防水」は、施工面積の広いケースには向いておらず、施工面積の狭いベランダ部分に用いられる防水工法です。既存の防水層の撤去が不要なため、工事金額が比較的安価になります。
〔対応年数〕10 – 13年
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