附帯塗装について
塗装研究レポート【外壁編】第2回のテーマは「附帯塗装」です。
みなさんは外壁・屋根施工時の付帯部分にはどのような塗料を使用されているか知っていますか?それぞれの現場のニーズに合った施工をされている附帯塗装ですが、イマイチピンとこないですよね。今回は付帯塗装を行う際の基本的なポイントをご説明いたします。
みなさんは外壁・屋根施工時の付帯部分にはどのような塗料を使用されているか知っていますか?それぞれの現場のニーズに合った施工をされている附帯塗装ですが、イマイチピンとこないですよね。今回は付帯塗装を行う際の基本的なポイントをご説明いたします。

附帯塗装が大切な理由
外壁や屋根に使われる塗料は大まかにわけると、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素の4 種類で、近年では遮熱塗料や光触媒塗料など次世代塗料もあります。ウレタン塗料は価格が安いのですが、耐用年数がアクリルに続いて短く、7 ~ 10 年と外壁・屋根塗装の塗料より寿命が短い傾向にあります。密着性に関して言えば、ウレタン塗料はシリコンやフッ素よりも優れているので、塗装の剥がれが気になる場所に塗るならお勧めです。しかし、付帯部分に耐用年数の違う塗料を使うと、数年が経過した時に外壁や屋根は美観を保ったままにも関わらず、雨戸や雨樋は艶が無く色あせや塗膜剥がれが目立つことに…。これでは、せっかくの外装リフォームが台無しですよね。外装リフォーム後のお客様のランニングコストを考えると、劣化した付帯塗装工事のために再び足場を組むより、多少高額であっても耐久性の高い塗料を使用し、丈夫な塗膜で付帯部分を守ることが大切です。

木部への塗装
木部は屋根・外壁・鉄部とは異なり「呼吸」をしています。「呼吸」に伴う膨張や収縮、調湿作用による湿気を逃がす働きがあるので、この作用による塗膜剥離を避けるために浸透性塗料を使用し皮膜を張らないようにします。造膜系のガイソーウォールフッ素4F を塗布する場合は、必ず木部用サーフェーサー等を使用して下塗りを行いましょう。しかし、木部は他の材質よりも劣化が早いので、適切な下地調整はもちろん、定期的な塗り替えメンテナンスが必要となることを覚えておきましょう。

鉄部への塗装
常に紫外線や風雨にさらされている付帯部分ですので、素地が金属の場合は錆び止め効果をいかに発揮させるかが大切なポイントとなります。下塗りには変成エポキシ錆び止め塗料などのエポキシ系錆び止め塗料や密着性向上プライマーを使用します。

塩ビ被覆鋼板への塗装
塩ビ被覆鋼板というのは、金属の劣化を防ぐために塩化 ビニル樹脂素材のシートが金属保護目的で表面にカバーされている素材のことです。塗装する際は、密着性向上プライマー等の専用の下塗りを使用します。


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