【防水工事】シート防水とウレタン塗膜防水について
シート防水とウレタン塗膜防水の特徴
シート防水
塩ビシート防水
複雑な形状には採用しにくいが、ゴムシート防水に比べ耐久性があり、燃えにくい性質を持つ。
下地にダメージがありコンディションが悪い場合、塗膜防水では密着しにくいのでシート防水をお勧めします。
密着工法と機械固定工法があり、機械固定工法が一般的です。機械固定工法は写真のように躯体にディスクを打ち込みます。この工法はディスクをアンカーで打ち込むので木造住宅ではできませんが、塗膜防水よりも丈夫で耐候年数も期待できます。
ゴムシート防水
安価で軽量なだけではなく、伸縮性に優れているため、地震の影響を受けにくいとされている。
接着剤と粘着テープで貼り付ける「接着工法」が多く、工期が短いのが特徴。しかしシート自体が薄いため鳥害など外部からの衝撃には弱く、複雑な形状には不向きである。
ウレタン塗膜防水
液状の樹脂で形成され、複雑な形状をした場所でも完全な防水膜を加工することができる。また、住宅の躯体が木造でも鉄骨でも両方とも施工ができるという点で使い勝手がいいというメリットがあります。
補修が容易で継ぎ目のない均一な仕上がりが可能な「通気緩衝工法(X-1)」とコストが安く防水層が軽量なため建物への負担が少ない「密着工法(X-2)」の2種類が主流。
シート防水・ウレタン塗膜防水、どんな工法があるの?
下記に国土交通省の公共建築改修工事標準仕様書の中から、表にまとめたものを抜粋しました。
記号の解釈、そして工法の違いについて確認しておきましょう。
Q.国土交通省の公共建築改修工事標準仕様書とは?
A.国土交通省では、国家機関の建築物を効率的かつ的確に整備や保全するために、計画、設計、施工、保全など各分野において技術基準を定めています。
公共建築工事標準仕様書は、建築物の品質確保、施工の合理化などを目的として、官庁施設などの工事に使用される材料・機材・工法・試験などの標準的な仕様を示したものです。
Q.防水工事の工法はなぜアルファベット表記ばかりなのか?
A.防水工事の工法は分類別にアルファベット表記されます。アルファベットの意味は既存の防水層がこれからどのような工事をするかということを意味しています。
①既存防水工法による区分(既存の防水工法が何なのかを表示)
②既存の保護層及び防水層の撤去・非撤去の区分(既存の防水層をこの後どうするかを表示)
③新規防水工法の種別(工事完了後はどのような状態になるのかを表示)
① 既存防水工法の種別
P…保護アスファルト防水工法
M…露出アスファルト防水工法
T…保護アスファルト断熱防水工法
S…合成高分子系ルーフィングシート防水工法
L…ウレタン系塗膜防水工法
② 既存の保護層及び防水層の撤去・非撤去の区分
1…保護層及び防水層撤去
2…保護層撤去及び防水層非撤去(立ち上り部は撤去)
3…露出防水層撤去
4…露出防水層非撤去
5…細護送及び防水層非撤去(立ち上り部は下図参照)
③ 新規防水工法による区分
A………屋根保護防水密着法
B………屋根保護防水絶縁工法
AI……屋根保護防水密着断熱工法
B………屋根保護防水絶縁断熱工法
C………屋根露出防水密着工法
D………屋根露出防水絶縁工法
DI……屋根露出防水絶縁断熱工法
E………屋内防水密着工法
Y………ゴムアスファルト系塗膜防水工法
今回のテーマに関連するのはこの項目!
AS……改質アスファルトシート防水工法
ASI…改質アスファルトシート防水絶縁断熱工法
S………合成高分子系ルーフィングシート防水工法
SI……合成高分子系ルーフィングシート防水断熱工法
X………ウレタンゴム系塗膜防水工法
ウレタン塗膜防水と塩ビシート防水の特徴
ウレタン塗膜防水
塗膜防水の代表格となるのがウレタン塗膜防水です。
住宅の躯体が木造でも鉄骨でも両方とも施工ができるという点で使い勝手がいいというメリットがあります。
下地が木か鉄骨かで、使用する下塗り材は若干異なりますが、ベランダ防水工事の際はオート化学工業株式会社のオートンウレアックスを推奨しています。
オートンウレアックス…優れた耐候性と強靭な塗膜を形成することからFRP(繊維強化プラスチック)の塗り替えにお勧め
塩ビシート防水
下地にダメージがありコンディションが悪い場合、塗膜防水では密着しにくいのでシート防水をお勧めします。
密着工法と機械固定工法があり、機械固定工法が一般的です。機械固定工法は写真のように躯体にディスクを打ち込みます。この工法はディスクをアンカーで打ち込むので木造住宅ではできませんが、塗膜防水よりも丈夫で耐候年数も期待できます。
木造・鉄骨造で最適な工法があります。
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